と、いうわけです

と、いうわけです トンデモ本というものに興味があります。トンデモ本に関する本を本屋さんで立ち読みしたくらいで、その詳しい定義は知りませんが、トンデモ本たちの紹介を読んでいて、わくわくぞくそくするような、久しぶりに覚える複雑な皮膚感覚とでもい…

書く・書ける(1)-(2)

書く・書ける(1) 書く・書ける(2) 書く・書ける(1) とにかく、すごい剣幕で怒っていました。ケータイ小説について、です。何かの雑誌で読んだのです。 要約しますと、次のようなことが書いてありました。「ろくに小説を読んだこともないような者たちが…

占い・占う/賭け・賭ける(連載「かく・かける」の補遺)

占い・占う(連載「かく・かける」の補遺) 賭け・賭ける(連載「かく・かける」の補遺・第2弾) 占い・占う(連載「かく・かける」の補遺) 何かに何かを見る。 これがヒトの習性のようです。出だしで書いた文の、前者の「何か」と後者の「何か」が、異な…

かく・かける(7)-(8)

かく・かける(7) かく・かける(8) かく・かける(7) ブルガリというブランドがありますね。BVLGARIと表記されますが、どうしてだろう、と思われる方がいらっしゃっても不思議はありません。米国の玩具量販店「トイザらス」のロゴ「TOYSЯUS…

かく・かける(5)-(6)

かく・かける(5) かく・かける(6) かく・かける(5) 英語やフランス語が、26の表音文字で表記されている、と考えると不思議な気持ちがします。たったこれだけで、あれだけのことが書けるのか、という不思議さです。日本語が、漢字+ひらがな+カタカナ…

かく・かける(3)-(4)

かく・かける(3) かく・かける(4) かく・かける(3) ポル・ポト(1928-1998)という人名を覚えていらっしゃるでしょうか? 1970年代後半にカンボジアで共産党政権を樹立し、大粛清(だいしゅくせい)=大量虐殺の首謀者となった政治家です。仏印という…

かく・かける(1)-(2)

かく・かける(1) かく・かける(2) かく・かける(1) 賭け事や占いが好きか、と尋ねられたとしましょう。好きにしろ嫌いにしろ、答えるさいに、何か気おくれに似た気持ちをいだきませんか? 就職試験の面接、または、多くの人たちを前にした公の場で、「…

あう(6)-(7)

あう(6) あう(7) あう(6) おそらく誰にでも、「居心地のいい場所」と呼べる「空間」があると思います。「 」でくくったのは、実際にそれが具体的な、つまり物理的意味での「場所」=「空間」とは限らないからです。たとえば、会社という組織や、何かの…

あう(4)-(5)

あう(4) あう(5) あう(4) 今になって「信号」というものについて考えているのには、わけがあります。とりたてて言う必要がなかったので、これまでブログには書きませんでしたが、親の介護をしています。 うつとの共存、および言葉と哲学について考えて…

たとえる(7)-(10)

たとえる(7) たとえる(8) たとえる(9) たとえる(10) たとえる(7) 「たとえば……だとすれば」とか「たとえ……だとしても」とか言いますね。英語でいえば、それぞれ「 if ……」とか「 even if ……」となります。ということは、「たとえる・たとえ」は「…

あう(3)

あう(3) あう(3) フェティシストであることは、これまで何度かお話ししました。何を「フェティシズムの対象=フェティッシュ」にしているかと申しますと、言葉です。安上がりですし、あまり、他人様にご迷惑をかけることがないようなので、気も楽です。…

たとえる(4)-(6)

たとえる(4) たとえる(5) たとえる(6) たとえる(4) 広義の言葉を使用する限り、ヒトは、 *「たとえる・たとえ」=「こじつける・こじつけ」=「Aの代わりにAでないものを用いる」=「Aの代わりにBを用いる」 という仕組み=働き=メカニズムか…

あう(1)-(2)

あう(1) あう(2) あう(1) ヒトは、 *言葉=言語というものの物質的な側面である、音声+文字という「実体」 を、かろうじて知覚できます。かろうじて知覚したとしても、 *言葉=言語というものの抽象的な側面である、意味やメッセージと呼ばれている…

たとえる(1)-(3)

たとえる(1) たとえる(2) たとえる(3) たとえる(1) 比喩に興味があります。比喩をグーグルなどの検索エンジンを利用して調べてみると、修辞法(=修辞学=レトリック)の一種として取り上げられている場合が多く見られます。比喩を隠喩(=暗喩)、…

まぼろし・その5

まぼろし、代理 たわむれる まぼろし、代理 太古に、ある尻尾のないおサルさんの脳内で何かが起きた。ずれたらしい。その結果として、本能が壊れ、広義の言語が生まれ、その尻尾のないおサルさんがヒトとなった。そんな物語および神話があります。 さまざま…

なる(6)-なる(10)

なる(6) なる(7) なる(8) なる(9) なる(10) なる(6) 「なりきる」という言い方があります。 「なる」+「きる」=「なりきる」、ということです。辞書を引けば書いてありますが、「きる」には「切断する=中断する=オフ状態にする」という意味…

まぼろし・その4

「そっくり」がたくさんある 「そっくり」としての製品と商品 「そっくり」がたくさんある 「似ている」は、「別のものに似ている」状態であり、「そっくり」は、「そのもの自体に似ている」状態だという気がします。こんなふうに言うと、「そっくり」のほう…

まぼろし・その3

似ている、つなぐ、顔、擬人 似ている、そっくり、同じ、同一 比喩、たとえる 似ている、つなぐ、顔、擬人 類似、つまり「似ている」という感じを、ヒトは重視しているようです。「似ている」は、「つなげる」、「こじつける」、「たとえる」にも、「似てい…

かわる(6)-かわる(10)

かわる(6) かわる(7) かわる(8) かわる(9) かわる(10) かわる(6) 「かわる・かえる」と「わかる・わける」にそれぞれ漢字を当てることによって、両者の持つイメージ、つまり意味の広がり=構造がわかるような気がします。かつて自前の文字を持っ…

まぼろし その2

「ま・間」 「ま・真」 「ま・ma」 「ま・間」 「まぼろし」を「間を滅ぼす」と読んだときの、「ま・間」という言葉の意味とイメージですが、説明しにくく感じます。たとえば「間の取り方」というときの、「間」を他の言葉を使って説明しようとすると、困っ…

なる(1)-なる(5)

なる(1) なる(2) なる(3) なる(4) なる(5) なる(1) 春になると、いろいろなものが「はる・はれる」、そして、いろいろなものを「はる」。だから、春なのだそうです。辞書には、そのように書いてあります。 (1)植物の芽や梅や桜などのつぼみな…

かわる(1)-かわる(5)

かわる(1) かわる(2) かわる(3) かわる(4) かわる(5) かわる(1) かわる。 こうやってひらがなでぽつりと書いてみると、漠然として、とりとめのない感じがするのは、日本語が大和言葉系の言葉と漢語系の言葉から成り立っているからだと思われます…

まぼろし・その1

幻影 まぼろし ま、魔、間、真 「ま」 言葉を掛ける まかせる 言葉が乱れるというまぼろし 当て字 テリトリー 幻影 「まぼろし」と「かげ」が合体しているからでしょうか、「幻影」という言葉を見聞きすると、いろいろな言葉とイメージが頭に浮びます。思い…

名詞至上主義

名詞依存症 名詞的と動詞的 名づけることで人は癒やされる 夜になると人は洗濯をする 名づける、なつける、手なずける、なつく 名詞依存症 名詞は強いです。今回は、名詞が強いというお話をします。 まず、図式化とか見える化をしてみましょう。 *名詞 > …

人のつくるものは人に似ている/人のつくるものに人は似ていく

*なぞる *人のつくるものは人に似ている *枠がぼやける *冷蔵庫はお母さんに似ている *枠、タブロー、スクリーン *枠、テリトリー *世界は劇場/工場 *人に似ているものに囲まれる *鏡は、ずれを見るためにある *似る、似せる、成りかわる *究極の…

言葉の夢、夢の言葉

テリトリー、外、内、辺境 辺境に身を置いた人たち 言葉は外と内から辺境へとやって来る 辺境としての自分 夢の言葉、言葉の夢 テリトリー、外、内、辺境 昔の話です。 「仏文学は澁澤龍彦、独文学は種村季弘(たねむらすえひろ)、英文学は由良君美(ゆらき…

言葉は内から来るもの

テリトリー 言葉は内から来るもの 内、外、辺境 母語で書くことも「外国語」で書くことであるという考え方 自分語 内なる言葉 用言体 テリトリー 言葉は外から来るもの――。 最近、上のようなことを考えていて、テリトリーという言葉を思い出しました。テリト…

もう一つの言葉

もう一つの言葉 母語で書くこと、外国語で書くこと バベルの塔、そしてバベルの後に もう一つの言葉 言葉は外から来るもの。 上のフレーズについてあれこれ考えています。いろいろ解釈できる言い方ですが、いったん放った言葉は離れていきますから、それはそ…

言葉は外から来るもの

こういうことはよくあります 言葉は外から来るもの 言葉は後押ししてくれる 言葉はわける 曖昧放置プレイの名手たち 外から来るものとの出会い 言葉は外へと帰って行く こういうことはよくあります 自分の言ったことや書いたことについて、後になってよくあ…

3/3『仮往生伝試文』そして / あるいは『批評 あるいは仮死の祭典』その3

「ふり」を装う身振り 蓮實重彦著『批評 あるいは仮死の祭典』は徹底して死んだふりをしています(じつは生きているふりをしているものの死んだふりなのですけど)。横たわって死に顔をつくり、えへへとこころで笑っているかのようです。ある意味とても面倒…